初めていった人間ドックの婦人科検診で言われた言葉でした。
「筋腫があるねー。再検査行ってね」
今まで健康第一で、大きな病気なし、40歳くらいまで健康診断で引っかかったことがなかった私が、初めて再検査になった出来事。
数日後に再検査の書類が送られてきて、個人病院へ再検査へいくと「3~4cmの筋腫が2~3個あるね」と。
私は「え?1個だけじゃなくて2~3個!?」と動揺。
子宮筋腫ってどんなんなの?
手術が必要なの?
いろいろな不安が脳をよぎりました。
どれくらいになったら手術が必要なのか?とか
気になりますよね。
その辺のことを私の経験を踏まえて
記録に残していきたいと思います。
子宮筋腫とは
子宮筋腫は30歳以上の女性の4人に1人にあるといわれる頻度の高い婦人科の病気です。
子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性腫瘍。
最も多いのは40歳代ですが、その発生・増大には女性ホルモンであるエストロゲンの影響が大きく関係しています。
生理がある間は女性ホルモンの関係でどんどん大きくなります。
大きくなるペースは人それぞれ。
(閉経すれば小さくなっていきます)
手術が必要になる大きさ
ネットの情報もまちまちでよくわからないですよね。
主治医に聞いたところ5cm以上になったら…とのことでした。
その時はまだ3cm前後。子宮筋腫があることによる自覚症状はなし。
何も自覚症状がなかったので、子宮筋腫が見つかったことに驚いたわけですが、特に症状がない場合は経過観察で良いそうです。
ただ、大きさによっては手術方法が変わってきます。
いざ、手術となったときに10cm以上とか大きくなりすぎていると、開腹手術しか選択できなかったり、薬物治療で小さくする必要もでてくるので決断するなら早いほうがいいかもしれませんね。
検診のペースは?
気にならないようなら放置でもいいかもしれませんが
主治医の先生には「半年後くらいに検診に来てください」と言われたので
一応、半年ペースで大きさをチェックしに行っていました。
閉経に近い年齢なら、そのまま閉経を待ってもいいかもしれません。
ただ閉経はいつなのかはっきりわかるものでもないので、微妙なところですよね。
私の場合ですが、半年で検診行くごとに1cmくらい成長していった気がします。
症状が出始める
定期検診で経過観察していましたが、見つかってから2年経過。
MRIを撮ったほうが正確な大きさがわかるといわれ、MRIを撮った結果大きさは7cmくらいになっていました。
主治医の先生からは「閉経まで放っておいても大きくなるだけだと思うから、手術して取ってしまった方がいいと思うけど…本人の決断次第かな?」と言われました。
その時していた仕事が、なかなか休みが取れない。正社員でもないし、有休もないお仕事でしたので「休む」=収入がなくなる。が怖くて、なかなか決断に踏み出せずにいたのです。
筋腫による症状が大きくなってたことに苦痛を感じる。
1~2時間でナプキンを換えるくらい生理の出血量が半端なく増える。
貧血症状でクラクラする。
疲れやすい。
など、ちょっと普段の生活に影響がでてきたんです。
さらに、見た目的な症状では
仰向けに寝転がり、下腹を触ると筋腫らしきものがわかる。
下っ腹だけポッコリでてきた気がする。
自分の中ではすごく気になってきました。
手術相談
そこで、「とりあえず、手術の相談だけでもしてみたい」と大きな病院を紹介してもらいましたが、担当医師には「まだそんなに大きくないから、すぐじゃなくてもいいけど」と言われました。
でも、不快な症状が嫌だったので手術を決意。
筋腫だけをとるか、子宮全摘にするかの選択をすることに。
私の場合は出産経験あるし、もう妊娠の可能性がないなら子宮全摘でいいかな?と判断しました。
この辺は慎重に考えたほうがいいかもしれません。
卵巣さえ残しておけば、すぐに更年期になることもありませんし、子宮を摘出してしまえば筋腫の再発も子宮がんのリスクも減るので私は全摘の選択をしました。
本当は嫌でしたけど、そんなこと言ってる場合ではありませんもんね。
手術の方法
・腹腔鏡手術
・ロボット支援手術
私自身、開腹だけは避けたかった。
・体の回復も遅くなり仕事復帰が遅くなる。
・大きな傷ができる。
などが嫌でした。
なので腹腔鏡対応できる大病院へ紹介してもらったのですが、
実際に提案された手術はロボット支援手術なるものを提案されました。
(推奨ではなく提案ね。多分、大病院なので、実績をたくさん作りたかったんだと思います。)
大きさが8cmでも腹腔鏡、ロボット支援手術、可能です。
調べたところ10cm以下なら上記の方法で可能なんだと思います。
ただ念のためということで、筋腫を小さくする注射「リュープリン注射」というのを打たれました。
これは、保険適用でも1万円くらいします。
女性ホルモンを減少させ、閉経と同じような現象にするためのものです。
打つと副作用で更年期のような症状が出ると説明がありました。
ロボット支援手術、ダビンチ
腹腔鏡も、ロボット支援手術(ダビンチ)も金額的には同じ。
穴を開ける場所が違うとのことでした。
ちなみにダビンチ手術はロボットが手術をするわけでなく、遠隔操作で主治医がロボットを操作する手術で人間の手ではできない細かな作業ができるというメリットがあるそうです。
こちらがダビンチの機械です。
出典:聖隷浜松病院HP
手術・入院費用
高額医療を申請すれば所得によって手術費は一定金額で済みます。
差額ベッド代は保険適用外。別料金になりますので、入院日数にもよりますが、下記の自己負担上限額+部屋代と考えておいてください。
万が一を考えて生命保険に加入を
私は一応生命保険に加入していたので、手術費、入院費が保険請求できましたが、そんなにいい保険ではなかったので、支払った分と、戻ってきた分が同じくらいになっちゃってプラスにはならなかったですけど。
でも15万(手術10万+入院5万)くらいかかったので戻ってこないよりマシかな?と思いました。
病気にならないからと、生命保険をケチらず、何かの時のために入っておいたほうがいいです。病気になってからだと、加入は難しいですからね。
芸能界でもいましたよね。ガンになってしまったけど、ガン保険に入っていなくて大変だという記事を見たことがあります。最低限の保険は入っておいたほうがよさそうです。