貧血と言われる数値はいくつから?疲れる、だるい、なども貧血かも?改善方法は?

病気

「疲れがとれない」「体がだるい」「顔色が悪い」

などの不調が起こると貧血を疑いますが、貧血は、月経のある女性に多い病気。
しかし、その症状で病院に行く人は少ないようです。

女性の貧血の中で多いのは「鉄欠乏性貧血」

貧血は、何らかの原因によって赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)の量が減ることです。

貧血になると全身の細胞に酸素が行き渡りにくくなり、頭痛やだるさ、肩コリなどの症状を引き起こします。

体内の鉄不足で起こるのが「鉄欠乏性貧血」
鉄欠乏性貧血は、赤血球のヘモグロビンが鉄不足で合成されずに起こります。

鉄不足は
● ダイエットや偏食などによる鉄の摂取不足
● 妊娠・授乳などによる鉄の必要量の増加
● 胃切除や、胃酸分泌低下などによる鉄の吸収低下
● 月経過多、潰瘍、痔など失血による鉄の排泄増加
などが原因とされています。

日本人の成人女性が1日に必要とする鉄の量は5.0~9.0mg。しかし、月経のある女性は、毎月20~30mgの鉄分を失っていますから、鉄は補給しなければ減る一方です。

バランスの良い食事をしていれば、1,000kcalあたりの食事で6mg、2,000kcalでは12mgの鉄を摂ることができます。一方、ダイエットで摂取カロリー数を減らすだけでも、鉄は不足してしまいます。

治療方法とセルフケア

治療法は食事療法と鉄剤服用が中心になります。

血液検査で血液中のヘモグロビンの濃度を調べ、

基準値以下の場合は「鉄欠乏性貧血」と診断されます。
(女性の基準値は、12g/dlで、12~10g/dlは軽度貧血、10g/dl未満が貧血)

治療方法は食事療法と鉄剤の服用が中心です。

私はヘモグロビン値9.2でしたので、鉄剤を処方されました。

■ 鉄剤

鉄剤とは、精製した鉄粉を主原料にしたもので、食事の中に含まれる鉄よりも大量の鉄を含み、吸収されやすい状態なので、効率よく鉄を摂取することができます。

しかし、鉄剤を服用すると胃が気持ち悪くなるなどの消化器症状が出やすく、飲めない人もいます。その場合は、主治医と相談し、ほかの方法で鉄を補給します。

鉄剤は合う、合わないがありますね。
私の場合は気持ち悪くなるというより、下痢になりました。

市販のもで代用

市販のサプリメント、ウエハース、グミ、飲み物、いろいろあるので鉄含有率は少ないと思いますが、試してみるのもいいかもしれませんね。

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小腹が空いたときにも手軽に補給できますね。

白髪も鉄不足?

ちょっと余談ですが、白髪が気になっていた私。「白髪は鉄分不足」そんな情報を見て、鉄分を手軽に摂る方法がないか調べてみたら、このサジーという飲み物を発見。

めちゃめちゃ酸っぱいので、酸っぱいのが苦手な人は微妙かもしれませんが、
酸っぱいのは大丈夫な私は、定期的に飲んで、心なしか白髪の量も減った気がします。

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■ 食事療法

鉄分を多く含む食べ物はご存じの方も多いと思いますが、あらためてチェックして、なるべく積極的にとっていけたらいいですよね。

【ポイント1】鉄を摂る

食品に含まれる鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。ヘム鉄は溶けやすいため吸収されやすく、非ヘム鉄は消化吸収されにくいので、ヘム鉄で摂る方が効率的です。

ヘム鉄を多く含む食品(吸収率15~25%)

肉類…豚肉・牛肉・鶏肉など

内臓類およびレバー製品…鶏レバー、もつなど

魚類(特に血合い部分)…かつお、いわし、まぐろなど

非ヘム鉄を多く含む食品(吸収率2~5%)

卵類…鶏卵

貝類…しじみ、あさりなど

豆類…大豆、あずき、ココアなど

緑黄色野菜…ほうれん草、小松菜など

海藻類…ひじき、あさりなど

果物…プルーン、レーズンなど

【ポイント2】たんぱく質を摂る

たんぱく質は、赤血球の中のヘモグロビンの材料となる栄養素ですので、鉄と同様に大切です。肉や魚のたんぱく質は、非ヘム鉄の吸収を高めます。

特に、必須アミノ酸のバランスのよいたんぱく質である卵、肉は欠かさないように注意しましょう。1日の目安は、卵1個+魚1切れ+肉80g程度+豆腐半丁程度です。

1日に必要なたんぱく質の量は体重×1g。(50㎏の人は50g)
食べ物から摂取しようと思うと大変なので必要に応じてプロテインなどで補っていってくださいね。

【ポイント3】鉄入り補助食品を活用する

(さきほどもチラッと書きましたが)コンビニなどでも購入できる、鉄入りの飲料やお菓子などの補助食品でも、意外に鉄がたくさんとれます。

鉄剤や食事で鉄を摂ることが基本ですが、こうした補助食品をおやつに取り入れるとよいでしょう。鉄剤を服用できない方には、消化器症状がでないのでおすすめです。

【ポイント4】いろいろな食品をバランスよく食べる

ビタミンB2、B6、B12、葉酸、ビタミンCなども造血や鉄の吸収にかかせません。

これらを十分に摂るには、偏食せずに3食きちんと食べることが大切です。炭水化物だけでなく、おかずをしっかり食べましょう。

【ポイント5】ヘム鉄とビタミンCを一緒に摂る

ビタミンCは非ヘム鉄を吸収しやすい形に換える助けになります。この作用は、梅干しに含まれるクエン酸や酢にもあります。

鉄欠乏性貧血ってどういうこと?

私たちが体を動かすためには、全身に酸素を届けてくれる「血液」の存在が重要になります。

貧血とは、血液中の赤血球が減少したり、赤血球中のヘモグロビンの量が少なくなったりして、体に十分な酸素を運べなくなった状態です。

そして、鉄欠乏性貧血はヘモグロビンを構成する必須成分である鉄の不足が原因で起こります。

一般的な症状は、動悸、息切れ、頻脈、疲労感、肩こり、めまい、立ちくらみ、頭痛などで、これらは全身の細胞や脳が酸素不足になるために起こります。

ほかに、顔面蒼白になったり、爪に異常がみられたり、口内炎ができやすくなるなども症状の1つです。

蛋白不足の「非鉄欠乏性貧血」が増加中!

これまでは貧血=鉄不足と考えられてきましたが、最近、鉄剤を服用しても貧血が治らない人も増えてきました。

詳しく血液検査をすると、血中の総蛋白の値や、肝臓で合成されるアルブミンという蛋白が少ないことが特徴です。

この蛋白不足の原因は、まず女性が月経で毎月、血液(ヘモグロビンは蛋白と鉄が結合)を失うことで、鉄とともに蛋白も不足してしまうためです。

次に、米主体から、小麦主体への食生活の変化です。米飯では必須アミノ酸が揃うのですが、麺類やパンなどの小麦では、必須アミノ酸が2種類少ないのです。

さらに仕事に忙しく、食事を手軽なパンやお菓子ですます女性も多くなり、肉や魚、卵など良質のたんぱく質を摂取する機会が少なくなっていることが考えられます。

貧血対策には、鉄とともにいつも良質なたんぱく質を含む食事を心掛けることが重要です。

「鉄欠乏性貧血」と診断され、鉄剤を服用しても治らない方は、より詳しい血液検査によって、蛋白やアルブミンの値を調べることをお勧めします。

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